ノーマル系トリック

ここでは、主として「親指の周り、上を回す技」を扱います。
便宜上、シザースピンなどもこの系統に置きます。

ノーマル系トリック

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回転数:
1.0
難易度:
1.0

ノーマル

( Normal )

ペンが親指の周りを1回転する、最も基本的な技です。
まず、親指と人差し指でペンの中心から少し後ろの部分を軽く挟み、中指をペンの中心部分に軽く添えます (よく分からないときは動画を停止して確認してみてください)。
この状態からペンを弾くわけですが、ここで最も重要なのは "手首を動かさない" 事です。 手首を固定したまま、中指を親指の付け根に向けて曲げ、 ペンを親指の上に乗せるようなイメージでペンの重心部分を押します(これを「弾く」と表現しています)。 うまくいけばペンは親指を乗り越え、親指と人差し指の間へと滑り込みます。
最後に、親指と人差し指でペンを挟んでキャッチします。
中指でペンを弾くとき、同時に親指でもペンを押しこむようにするとペンが回転しやすく(※)なり、 同時に、自然と親指と人差指の間が開くのでキャッチもしやすくなります。
※このような、物体を回転させる力のことを「偶力(ぐうりょく)」と言います。 よくある失敗例と対処法 1:手前に落ちる
 弾く強さが弱すぎる、または手が手前側に傾きすぎています。
2:人差し指の向こう側、手の甲側に落ちる
 弾く強さが強すぎる、または手が奥に傾きすぎています。
3:1回転以上回ってしまう
 親指が寝ていると起きるようです。親指をピンと張ってみましょう(指先が反る筈です)

※2004/05/01 解説修正
※2013/02/22 解説修正
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回転数:
1.5
難易度:
1.5

シングルアクセル

( SingleAxel )

回し方はノーマルと同じですが、親指の上を半回転多く回す技です。
ペンの持ち方はノーマルと同じですが、 親指の周りを回すのではなく、親指の上でペンを回転させることを意識してみましょう。
弾くときにペンを寝かせる(ペンを水平にし、親指に対して平行に近くなるようにする)のがコツです。
また、ダブル以降の多回転にも言えることですが、 回る場所は親指の爪の上、第一関節の上、付け根、人差し指の付け根…と人によってさまざまです。回しやすい位置を探してみましょう。
手を傾けないようにすることが重要です。

※2013/02/22 解説修正
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回転数:
2.0
難易度:
2.0

ダブル

( Double )

シングルアクセルよりも更に半回転多く回す技です。
弾く力はシングルアクセルよりも少し強くする必要がありますが、 重要なのは強く弾くことよりも如何にバランスを取るかです。
コツを掴むまでは時間がかかります。焦らず練習しましょう。

※2013/02/22 解説修正
Play!(214KB)
回転数:
2.5
難易度:
2.5

ダブルアクセル

( DoubleAxel )

ダブルの練習中に偶然成功してしまった人も多いのではないでしょうか?(笑)
弾き方や弾く位置を自分なりに調節しながら練習します。
成功したときはその感覚を忘れないようにしましょう。

トリプルの解説も参考にしてください。
Play!(238KB)
回転数:
3.0
難易度:
3.0

トリプル

( Triple )

ノーマルの3回転版です。
勢いをつけると軸が安定しにくくなりますが、指の上に乗せる事を意識して弾く事が大切です。 また、勢いが付かないと途中で止まってしまうので注意しましょう。
動画では回転中に手を動かす事でバランスを取っています。

また、動画ではしていませんが、弾くと同時に人差指と親指の先をくっつけると多回転が安定しやすくなることがあります。
人差し指で親指を支える形になるので指が安定して回転軸のブレが発生しにくくなり、 回転軸がブレてしまった場合でも人差し指の上でペンを回すことができます。

※2013/02/22 解説修正
Play!(864KB)
回転数:
1.0
難易度:
1.5

リバース

( Reverse )

ノーマルとは逆方向にペンを回す技です。
人差し指を鉤(かぎ)形に曲げ、ペンの重心よりやや後ろの部分を軽く押すように弾きます。
このとき、親指でもペンを押す(つまり、ペンの両側から互いに押し合う)と速度が出て安定します。
なかなかうまく行かないときはフィンガーレスリバースも参考にしてみてください。
よくある失敗例と対処法 1:強く弾けない
 鉤形にした人差し指の先と親指の先でペンを両側から押すようにしてみましょう。
2:手首側に落ちる、親指の上を回ってしまう
 手を少し手前側に傾けてみるとうまく行くかもしれません。
3:手前に落ちる、キャッチできない
 ペンが手前に来たとき、親指を少し立てると親指の周りを回るようになります。
 (ペンを下から掬い上げるような感じ)

※2004/09/14 解説修正
※2013/02/22 解説修正
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回転数:
1.5
難易度:
2.0

シングルアクセルリバース

( SingleAxelReverse )

リバースより半回転多く回転させた技です。
弾いたあとに親指を寝かせ、親指の上で半回転多く回転させてから親指を起こし、 掬い上げるようにしてキャッチします。
まずは親指の上で長く回転させる練習から始めてみましょう。

※2013/02/22 解説修正
Play!(200KB)
回転数:
2.0
難易度:
2.5

ダブルリバース

( DoubleReverse )

シングルアクセルリバースよりさらに半回転多く回転させた技です。
リバースの多回転は安定性が鍵となります。 ペンがふらふらと動いてしまうと成功率も下がる上に見栄えも悪いので、 同じ場所で回転させ続けることを意識しましょう。
Play!(172KB)
回転数:
1.0
難易度:
1.0

フィンガーレスノーマル

( FingerlessNormal )

ノーマルと同じ軌道を描きますが、中指で弾くのではなく手首を振ったり親指だけを使ったりして回転させる技です。
指で弾く動作がないので「フィンガーレス」という接頭辞がついています。
スクエアサイクロンなどのスプレッド系統の技や、他の技との合体技の中で出現することがあります。
Play!(254KB)
回転数:
1.0
難易度:
1.0

フィンガーレスリバース

( FingerlessReverse )

リバースと同じ軌道を描きますが、指で弾くのではなく手首を振ったりペンの重みだけを利用して回転させる技です。
リバースの難しい点である弾く動作がないので、 この技でペンが親指の周りを回る感覚を掴んでおくとリバースが修得しやすくなります。 また、スクエアリバースの修得の際にも役立つ技です。
コンボの中では2軸からの合体技としてこの技が使われる事があります。
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回転数:
1.0
難易度:
1.5

フェイクトノーマル

( FakedNormal )

ノーマルと同じ回転数、回転方向ですが親指の手前を通らない技です。
最初の持ち方はノーマルとほぼ同じですが、親指は伏せておき、親指と弾く指で挟む代わりに親指の第1関節を使ってペンを弾きます。
2つある動画はそれぞれ人差し指/中指で弾いたものです(軌道が若干異なります)。
Play!(174KB)Play!(154KB)
回転数:
1.0
難易度:
1.5

フェイクトリバース

( FakedReverse )

リバースの弾き方を少し変え、親指の手前を通らないように1回転させる技です。
上の動画では、リバースと同じ弾き方で、親指の上を回るように調節しています。
下の動画では、文字を書く時の形から中指を伸ばして弾いています。シングルアクセル等と同様、回る場所は人によってさまざまです。
Play!(174KB)
回転数:
1.0
難易度:
1.0

シザースピン

( ScissorSpin )

人差し指と中指で挟んだペンを中指で弾いて1回転させ、親指と人差し指でキャッチします。
1回転では味気ないですが、他の技と組み合わせる事で威力を発揮します。
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回転数:
1.5
難易度:
1.5

シングルアクセルシザースピン

( SingleAxelScissorSpin )

シザースピンを半回転多く回転させた技です。
弾くときはペンを長く取り、人差し指の上に乗せるようなイメージで行うとうまくいきます。
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回転数:
2.0
難易度:
2.0

ダブルシザースピン

( DoubleScissorSpin )

シングルアクセルシザースピンを更に半回転多く回転させた技です。
中指で弾くと同時に手を軽く振り下ろすように動かすと勢いを強くする事ができますが、 振り下ろす力が強くなると人差し指の向こう側に落ちやすくなってしまうので注意しましょう。

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